宮原氏の事業展開・創業ストーリー

1. 葛藤と障がい福祉事業との出会い(〜2020年)

  • 挫折と新規事業への挑戦: Web制作・マーケティング事業の伸び悩みから、Webの力を活かした新規事業に活路を求めて2020年に「株式会社カチカ」「ドローンi株式会社」を立ち上げる。
  • 泥臭い現場コミット: 約5つの新規事業が停滞する中、撤退が困難だった「障がい者グループホーム(ウィズリブ馬渕)」に注力。半年間、昼はWeb事業、夕方から翌朝は現場に入る二重生活を継続。
  • 事業の黒字化と新たな着想: 現場の改革によりグループホームを黒字化。同時に障がい者の就労課題を目の当たりにし、「Web × 障がい福祉」という構想に至る。

2. 就労継続支援B型「カチカ」の急成長と全国展開(〜2025年)

  • 「IT×在宅×高工賃」のヒット: コンセプトが時代のニーズに合致し、設立1年半で3事業所・利用者100名を超える規模へ成長。
  • リスク分散と「ippo柏」の設立: 厚労省の方針(在宅・地域集中リスク)を見据え、2025年9月に千葉県柏市へ「就労支援ippo柏」を開設。
  • 全国フランチャイズ・ネットワーク化: 遠方から利用せずに地元で「カチカ式」を受けられる仕組みを構築。北は北海道から南は福岡まで全国8事業所と提携(2025年時点)。

3. 多角化と「福祉×外食」への参入(2026年〜)

  • 新事業の背景: 在宅支援への規制強化、生産活動収入(工賃)の向上、PC操作が苦手な利用者への適性支援を背景に「福祉×外食」モデルを決断。
  • 「鳥周 静岡瀬名川店」のオープン(2026年2月): 20年右肩上がりの商品力、難易度の低い手作業の存在、テイクアウト需要などの強みを持つFCブランド「鳥周」を選択。
  • 新たな成功体験: 当初予想を超える売上を記録。調理準備や清掃だけでなく、得意なSNS運用・MEO・経理・シフト作成など多方面で利用者と協働し、工賃向上と新たな事業の柱化に手ごたえを得る。

今後の展望 カチカのコアコンピタンスである「福祉をベースにした高い事業運営力」を武器に、地方(静岡)から東京に負けない魅力的かつ持続可能なビジネスを創出していきます。